金子信子さん

地域の人と
思い出を一緒に
つくっていく場として。

太田住民 金子信子さん

空き家が、ものがたり茶屋に生まれ変わって。

生まれも育ちも砺波市・太田地区です。嫁いでからは農業ひとすじに、77歳までトラクターを運転して農作業をしていました。この地区には昔、太田診療所があって、佐藤先生とはその頃からの知り合いです。当時はあまり行っていませんでしたが、「ものがたり茶屋」と呼び親しまれている「ものがたり診療所太田」にはオープン当初から、ずっと行っています。患者としても、同じ地区の者としても。オープンの時には、太田地区の人たちがたくさん見学に行ったんですよ。それはもう、歓迎ムード一色でしたね。長い間ずっと空き家になっていた家屋が生まれ変わったので、「きれいにしていただいてよかったね」と思ったのを覚えています。

地域の笑顔が集まる楽しい場所として。

今、ものがたり診療所太田には、月・木・金と週に3日間通っています。診察日は月曜と木曜ですが、月曜はピアノに合わせて体を動かしたり、歌を歌ったり、診療所の先生の指導で体操をしたり、脳トレをすることもあります。地域の交流の場として、世間話に花が咲くことも多いですね。また、月に1回は、診療所職員さんが先生になって太鼓を教えてくれます。大学の先生に臨床美術を習える日もあります。私だけでなく、太田地区の多くの人が診療所に行っていて、火曜・水曜・金曜・土曜にはデイサービスの方が利用され、水曜午後には社会福祉士さんに相談ごとのある人が足を運んでいます。

 

期待がふくらむ、ものがたりの街。

ものがたり診療所太田では、畑でジャガイモやサツマイモ、ブルーベリーを栽培されています。結構たくさん収穫できるんです。ブルーベリーの収穫時には紙コップにたくさん詰めて持ち帰りました。
ものがたりの街には、もう期待でいっぱい。「本を読むところができる」「コーヒーの飲める倶楽部ハウスができる」「体操ができる鏡を貼った部屋もある」と聞いていて、想像が膨らむばかり。これからの運営をとても楽しみにしています。