ものがたり倶楽部ハウス日記
25.07.18
朝8時。
まだ一日の始まりだというのに、気温はすでに30度に迫っていました。
夏の厳しさを感じさせる空気が辺りを包み込み、熱中症情報は「危険」と警告を発しています。
「屋外での活動はなるべく控えてください」、そんな言葉が頭をよぎる中、外来受診の方々も足早に薬局へと向かっていきました。
今日、訪れてくださったお客様は予約の4名とリピーターの女性1名。
予約の方々の中には、以前お母様が「ものがたりの郷」に入居されていたという方がいらっしゃいました。
その方は、当時のエピソードを懐かしそうに語りながら、お友達にその思い出を共有してくださったのです。
その語り口には感謝の気持ちが溢れていて、聞いているこちらまで心が温かくなるようなひとときでした。
お話に耳を傾けていたお友達の一人は、ふとこんなことを口にしました。
「自分も最期はものがたりの郷に入りたい」。
その言葉には、人生の終わりを静かに見つめる覚悟と、その場所への信頼が感じられました。
暑さ厳しい夏の朝。
人々の思い出や未来への願いが交差するこの一瞬は、まるで涼やかな風が通り抜けるような心地よさをもたらしてくれました。
(ものがたりの郷)
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